大波修二 市政への思い

年 頭 に 思 う 反 基 地 の 闘 い

  我 々 基 地 周 辺 に 住 む 市 民 に と っ て 基 地 は 誠 に や っ か い な 存 在 です 。 日 常 的 に 航 空 機 爆 音 に 晒 さ れ 、 あ ま り 酷 い 爆 音 で 上 空 を 見 上げ る と 、 手 の 届 く よ う な 上 空 で 低 空 飛 行 を 行 っ て お り 恐 怖 そ の もの で す 。 基 地 負 担 は 日 常 会 話 の 阻 害 、 電 話 の 声 が 聞 こ え な い 、大 事 な 話 が 寸 断 さ れ 、 精 神 的 な ス ト レ ス が 増 大 し て い ま す 。 こ れ
を 何 と か し よ う と し て 全 国 7 カ 所 の 基 地 ( 小 松 、 厚 木 、 横 田 、 岩国 、 新 田 原 、 普 天 間 、 嘉 手 納 ) の 各 基 地 で 裁 判 闘 争 が 展 開 さ れ て い ま す 。
 し か し 、 裁 判 闘 争 も 司 法 が 行 政 や 立 法 機 関 に 忖 度 を し て ま と も な 判 決 が 下 さ れ て
い ま せ ん 。

 そ の 基 本 的 な 内 容 は 米 軍 機 に 対 し て 第 三 者 行 為 論 が 踏 襲 さ れ て お り 「 司法 が 第 三 者 の 航 空 機 の 騒 音 を 判 断 す る こ と が 出 来 な い 」 と し て 常 識 的 な 判 断 を 避 けて い ま す 。

 し か し 、 こ の 「 爆 音 状 況 は 違 法 状 態 に あ る 」 と 言 う 判 断 だ け は 言 い 切 って い ま す 。

 こ の 判 断 は 全 国 で の 裁 判 闘 争 で 5 0 回 を 超 え る 判 決 を 下 し て い ま す が 明確 な 「 飛 行 停 止 、 環 境 基 準 以 下 に 騒 音 を 押 え な け れ ば な ら な い 」 と い う 判 決 は 出 して い ま せ ん 。 明 ら か に 安 保 条 約 の 地 位 協 定 を 尊 重 し て 、 外 国 軍 隊 が 憲 法 を は じ め 、国 内 法 を 外 国 軍 隊 が 守 る 必 要 は 無 い と し て い る の で す 。
 こ の 神 奈 川 県 厚 木 基 地 は 現 在 P-1哨 戒 機 の 配 備 が 進 み , 訓 練 基 地 ( 初 心 の 操 縦 士 が
対 潜 哨 戒 機 の 飛 行 訓 練 を 行 っ て お り 、 技 術 が 向 上 す る と 日 本 各 地 の 基 地 に 配 属 さ れ
て い る ) と な っ て お り , 昼 夜 を 問 わ ず 危 険 な 訓 練 飛 行 が 行 わ れ て い ま す 。

 更 に は 外来 機 や オ ス プ レ イ が 頻 繁 に 飛 来 し て お り 、 日 本 飛 行 機 ( 株 ) 厚 木 工 場 で の オ ス プ レイ の 定 期 機 体 整 備 契 約 が 結 ば れ 、 昨 年 2 機 目 の 機 体 の 整 備 が 行 わ れ て い ま す 。 整 備終 了 後 こ の 厚 木 基 地 の 近 隣 で 試 験 飛 行 が 行 わ れ た ら 非 常 に 危 険 な 状 態 に な る 事 は 明ら か で す 。

 一 方 、 現 在 で も 空 母 艦 載 機 が 約 6 0 機 岩 国 基 地 に 移 駐 後 で も 爆 音 は 後 を絶 ち ま せ ん 。 む し ろ 爆 音 の 回 数 は 増 加 傾 向 に あ り ま す 。 又 、 最 近 基 地 で は シ ー バ ーン 訓 練 ( 生 物 ・ 化 学 ・ 放 射 能 ・ 核 兵 器 ) の 訓 練 や パ ト リ オ ッ ト ミ サ イ ル の 訓 練 も 行わ れ て お り 危 険 な 状 況 が 継 続 さ れ て い ま す 。 更 に 国 は 今 年 か ら 来 年 に か け て 航 空 機騒 音 の コ ン タ ー ( 基 地 の 航 空 機 の 爆 音 の 酷 さ の 地 域 上 の 爆 音 の 同 じ 地 域 の ラ イ ン を見 直 す 作 業 ) に 取 り か か っ て い ま す 。 こ の 様 な 動 き は 基 地 に よ る 被 害 の 固 定 化 と 被害 の 拡 大 と 航 空 機 爆 音 の 存 在 を 公 式 的 に 隠 蔽 す る 動 き に 他 あ り ま せ ん 。 我 々 は こ れを 許 す こ と は 絶 対 出 来 ま せ ん 。